市ヶ谷田町キャンパス・市ヶ谷界隈

OB・OGのキャンパスめぐり①
懐かしい場所 はじめての街

 中央・総武線のホームからも見えるCマークのビル・中央大学市ヶ谷田町キャンパスは、「ミドルブリッジ」と命名されている。英吉利法律学校創設者が学んだ英ロンドンの法曹院ミドル・テンプルとの架け橋、さらに学生・教職員・卒業生をつなぐ拠点であってほしいという思いが込められている。
 この15階建ての建物は、学生アルバイト情報誌『an』などで知られた学生援護会の本社ビルとして使用されていたが、同社の合併・再編後で、2009(平成21)年に中央大学が取得し、2010年4月から改修を経て大学施設として利用を開始した。建物は鉄骨鉄筋コンクリート造、地下1 階・地上15 階、延床面積約7,800㎡で、外堀通り沿いに立地し、市ヶ谷駅から至近という抜群のアクセス。1階エントランスには、デザイン性を意識しつつシンプルで機能性を重視したカッシーナ・イクスシーの椅子やデスク、ソファがおかれ、マルチスクリーンでは、iTL に関する映像が流れている。ここまではOB・OG も入場可。散策時の休憩に利用してみては。
 開設当初は国際会計研究科や公共政策研究科、法務関連の研修施設を配置し、入学・就職支援や広報拠点も兼ね備えるサテライトキャンパスとして機能した。その後、学部・大学院の再編を経て、現在は国際情報学部と大学院国際情報研究科の拠点となっている。駅近・社会人対応・高層ビルという都心型キャンパスの在り方を提示する市ヶ谷田町キャンパス。近くに市ヶ谷、四ツ谷、神楽坂の賑わいがあるのもいい。

OB・OG-WALKING

 市ヶ谷田町キャンパスの目の前が外堀。外堀を挟んで中央・総武線が走る。車窓からもCマークが見える。
 市ヶ谷駅に向かう橋の下が都会の釣り堀「市ヶ谷フィッシュセンター」。外堀界隈は桜の名所。靖国神社や千鳥ヶ淵緑道へは外堀を渡って徒歩15~20分ぐらい。
 堀沿いの道は外堀通り。五輪や世界陸上のマラソンコース。飯田橋方面に向かえば15分程度で神楽坂に。石畳の路地に老舗の料亭やフランス料理店、雑貨店やカフェが並び、江戸情緒と国際色が同居する街歩きが楽しめる。

 大学の隣のDNPプラザは大日本印刷(DNP)が運営する体験型施設。入場無料で展示の閲覧ができ、書店やカフェもある。橋上の道路は靖国通り。太田道灌が鎌倉の鶴岡八幡宮の分霊を祀った市谷亀岡八幡宮はすぐだが、200段以上の階段の上。四ツ谷方面に10分ほど歩けば防衛省。旧・大本営跡地で、予約すれば史料館や庁舎見学も可能。そこに隣接しているのが、旧・中央大学市ヶ谷キャンパス。2023年まで法科大学院があり、現在は資料保管施設として使用されている。

市ヶ谷田町キャンパスへのアクセス

東京都新宿区市谷田町1-18
東京メトロ有楽町線・南北線「市ヶ谷駅(6番出口)」正面/JR中央・総武線「市ケ谷駅」から徒歩約5分/都営地下鉄新宿線「市ヶ谷駅(1番出口)」から徒歩約5分/都営地下鉄大江戸線「牛込柳町駅(南東口)」から徒歩約10分

※ ページTOP写真は「1階エントランス」

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