Rikishi
白門力士

角界の現役で活躍する
白門力士、白門親方の情報です。
毎場所、各力士の成績と番付を更新します。

2025年2月3日更新

一山本 大生  矢後 太規  納谷 幸林  豪ノ山 登輝  栃武蔵 陽太  風賢央 厳太 
片男波親方  大鳴戸親方  押尾川親方

一山本 大生(いちやまもと だいき)(平28商)

公務員から角界入り

 高校卒業後は中央大学商業・貿易学科に進学。大学卒業後は北海道福島町役場に就職した。その後、中央大学相撲部OB会長(当時)の元幕下・神光から大相撲へ誘われたことなどから、大相撲への熱意が再燃。二所ノ関部屋に入門して2017年1月場所で初土俵を踏んだ。
 翌3月場所は、7戦全勝で序ノ口優勝とした。序二段と三段目はともに1場所で通過し、同年9月場所で幕下に昇進した。2019年5月場所で5勝2敗と勝ち越し。場所後の番付編成会議により、翌7月場所での新十両昇進が決定。
 2023年1月場所は10勝5敗で自身初の幕内2桁白星。2023年3月場所、5月場所と続いて4勝11敗、7月場所では東十両3枚目と2021年11月場所ぶりの十両としての土俵となった。9月場所では、西十両7枚目13勝2敗で優勝した。11月場所では、敢闘賞を獲得し初の三賞受賞となった。

2025年1月場所番付西前頭六枚目 8勝7敗
2024年11月場所番付東前頭十枚目 8勝7敗
2024年9月場所番付東前頭九枚目 7勝8敗
2024年7月場所番付東前頭十一枚目 8勝7敗
2024年5月場所番付東前頭十二枚目 8勝7敗
2024年3月場所番付東前頭十一枚目 7勝8敗
2024年1月場所番付東前頭七枚目 5勝10敗
2023年11月場所番付西前頭十四枚目 11勝4敗 敢闘賞
部屋放駒部屋
本名山本 大生
生年月日1993年10月1日
出身地北海道岩内郡岩内町
出身高校北海道大野農業高校
卒業商学部 商業・貿易学科
平成28年(2016年)卒

矢後 太規(やご たかのり)(平29法)

アマ横綱、史上タイ記録で最速十両昇進

 高校卒業後は中央大学法学部法律学科へ進学し、相撲部主将を務めた4年次は全国学生相撲選手権大会でベスト8入りをしてから、学生として最後の大会となった全日本相撲選手権大会で個人優勝し、アマチュア横綱のタイトルを獲得した。
 幕下15枚目格付出となった初土俵の場所では三役経験者からの白星もあり、5勝2敗と勝ち越した。東幕下11枚目に番付を上げた2場所目は、初日から7個の白星を土つかずで並べて自身初の各段優勝となる幕下優勝を果たし、場所後の番付編成会議で、9月場所での新十両昇進が決定した。所要2場所は最速記録であり、12人目の達成者となった。2022年尾車部屋が閉鎖されたことに伴い、押尾川部屋に移籍した。

2025年1月場所番付西序二段十九枚目 7勝0敗(序二段優勝)
2024年11月場所番付西三段目三十九枚目 0勝0敗7休
2024年9月場所番付東幕下五十九枚目 0勝0敗7休
2024年7月場所番付東幕下十六枚目 0勝0敗7休
2024年5月場所番付東幕下十二枚目 3勝4敗
2024年3月場所番付東幕下二十枚目 5勝2敗
2024年1月場所番付東幕下六枚目 2勝5敗
2023年11月場所番付東幕下九枚目 4勝3敗
部屋押尾川部屋
本名矢後 太規
生年月日1994年7月8日
出身地北海道河西郡芽室町
出身高校埼玉栄高校
卒業法学部 法律学科
平成29年(2017年)卒

納谷 幸林(なや たかもり)(令2法)

サラブレッド4兄弟の次男

 父は元関脇の貴闘力、祖父は第48代横綱の大鵬幸喜。長兄はプロレスラーの納谷幸男。弟は同部屋の王鵬幸之介、夢道鵬幸成。従兄は元大相撲力士の若闘力。
 中央区立有馬小学校3年次から地元の江東青龍館で相撲を始めた。さいたま市立大宮西中学校、埼玉栄高校、中央大学を経て大鵬部屋の後身である大嶽部屋に入門し、2020年3月場所で初土俵を踏んだ。中央大学在学中に大鵬の生まれ故郷であるサハリン(樺太)に招かれてちゃんこ料理ワークショップの講師を務めた。
 四股名は入門当初「鵬山」を名乗ったが、心機一転の意味で2021年9月場所から本名の「納谷」に改名した。改名翌場所の2021年11月場所で幕下に昇進。

2025年1月場所番付東三段目六枚目 3勝4敗
2024年11月場所番付西三段目十七枚目 4勝3敗
2024年9月場所番付東三段目七枚目 3勝4敗
2024年7月場所番付西幕下五十三枚目 3勝4敗
2024年5月場所番付西幕下四十五枚目 3勝4敗
2024年3月場所番付西三段目二十六枚目 6勝1敗
2024年1月場所番付西三段目五十三枚目 5勝2敗
2023年11月場所番付西三段目二十六枚目 2勝5敗
部屋大嶽部屋
本名納谷 幸林
生年月日1998年1月10日
出身地東京都江東区
出身高校埼玉栄高校
卒業法学部 法律学科
令和2年(2020年)卒

豪ノ山 登輝(ごうのやま とうき)(令3法)

武隈部屋から初の関取

 高校1年生の時に怪我をした影響から高校の先生の勧めもあって中央大学法学部法律学科に進学。1年次に全国学生相撲選手権大会で個人ベスト32入りを経験し、主将を務めた4年次には学生選手権で個人準優勝。
 大学卒業後は境川部屋に入門し、2021年3月場所で初土俵を踏んだ。2022年1月場所には7戦全勝で幕下優勝。同年2月1日付で、武隈部屋へ転属した。2022年5月場所は西幕下筆頭で4勝3敗とし、場所後の番付編成会議で翌7月場所での新十両昇進が決定した。十両昇進に合わせて、四股名を「豪ノ山」に改めた。
 2023年7月場所は10勝5敗の成績を残し、千秋楽で勝てばという条件付きで敢闘賞を受賞することになり、勝って受賞を決めた。

2025年1月場所番付東前頭三枚目 8勝7敗
2024年11月場所番付西前頭八枚目 11勝4敗
2024年9月場所番付西前頭六枚目 6勝9敗
2024年7月場所番付西前頭三枚目 5勝10敗
2024年5月場所番付西前頭二枚目 6勝9敗
2024年3月場所番付西前頭六枚目 10勝5敗
2024年1月場所番付東前頭三枚目 5勝10敗
2023年11月場所番付東前頭四枚目 8勝7敗
部屋武隈部屋
本名西川 登輝
生年月日1998年4月7日
出身地大阪府寝屋川市
出身高校埼玉栄高校
卒業法学部 法律学科
令和3年(2021年)卒

栃武蔵 陽太(とちむさし ようた)(令3法)

入間の少年相撲名門クラブから縁のある春日野部屋へ

 入間少年相撲クラブ時代には、春日野部屋と交流があり、当時現役の関取だった栃煌山に稽古をつけて貰ったことがある。高校卒業後は中央大学法学部政治学科に進学。大学時代は2年次に全国学生相撲選手権大会で個人優勝し、学生横綱のタイトルを獲得。4年次には学生選手権でベスト8、全日本相撲選手権大会でベスト32の成績を残した。
 大学卒業後はかねてから縁のある春日野部屋に入門し、2021年9月場所で幕下に昇進。2022年7月場所は、5勝2敗の成績で場所を終え7月27日に開催された番付編成会議にて新十両昇進が決まり、併せて四股名を出身地の埼玉の武蔵国から取った栃武蔵とすることが発表された。
 豪ノ山は中央大の同期で、2022年9月場所3日目の初顔合わせは「中央大同期生対決」として注目された。

2025年1月場所番付西幕下十四枚目 4勝3敗
2024年11月場所番付東幕下二十七枚目 5勝2敗
2024年9月場所番付西幕下四十三枚目 5勝2敗
2024年7月場所番付西三段目二十三枚目 6勝1敗
2024年5月場所番付西幕下四十三枚目 0勝0敗7休
2024年3月場所番付東幕下三枚目 0勝0敗7休
2024年1月場所番付西十両十四枚目 5勝10敗
2023年11月場所番付東幕下三枚目 4勝3敗
部屋春日野部屋
本名菅野 陽太
生年月日1999年1月11日
出身地埼玉県入間市
出身高校和歌山県立箕島高校
卒業法学部 政治学科
令和3年(2021年)卒

風賢央 厳太(かぜけんおう げんた)(令4法)

四股名は中央大学に由来

 「風賢央」という四股名は、風が師匠・22代押尾川の現役時代の四股名(豪風)、賢が野村高校時代の恩師の名、央が母校・中央大学に由来する。
 高校卒業後は中央大学法学部法律学科に進学し、2年時に宇和島大会団体優勝と全日本選手権ベスト16、主将を務めた4年時には全国学生選抜大会個人ベスト16の実績を残した。
 大学卒業後は、大学4年時に中央大学OBの22代押尾川(元関脇・豪風)から勧誘を受けていたため大相撲の押尾川部屋に入門し、2022年3月場所で初土俵を踏んだ。押尾川部屋にとっては、2022年2月7日付の部屋創設以来初めての新弟子入門となった。初めて番付に名前の載った5月場所は、13日目の7番相撲で星違いの山藤に敗れて6勝1敗となったが、4人が出場した優勝決定戦(トーナメント方式)で丹治と山藤に勝利して序ノ口優勝を果たした。

2025年1月場所番付西幕下筆頭 4勝3敗
2024年11月場所番付東幕下六枚目 5勝2敗
2024年9月場所番付東幕下十四枚目 5勝2敗
2024年7月場所番付東幕下筆頭 2勝4敗1休
2024年5月場所番付西十両十四枚目 7勝8敗
2024年3月場所番付西幕下十三枚目 7勝0敗(幕下優勝)
2024年1月場所番付東幕下二十六枚目 5勝2敗
2023年11月場所番付西幕下十四枚目 2勝5敗
部屋押尾川部屋
本名住木 厳太
生年月日1999年6月4日
出身地愛媛県西予市
出身高校愛媛県立野村高校
卒業法学部 法律学科
令和4年(2022年)卒

片男波(かたおなみ)親方

初土俵から入幕まで13場所負け越し知らず

 中央大学相撲部では、3年時に1年先輩の栗本剛(後の十両・武哲山)と共に中央大学に34年ぶりの学生相撲団体戦日本一をもたらした。
 1994年1月場所が、幕下付出で初土俵であった。1995年3月場所に十両に昇進し、1996年1月場所には幕内に昇進した。初土俵から入幕まで13場所負け越し知らずだった。1997年5月場所では横綱・貴乃花を破り初金星を挙げて8勝7敗と勝ち越し、殊勲賞を受賞し、翌7月場所には関脇への昇進を果たした。全盛期には幕内上位の地位で7個の金星を挙げたなど、番付上位キラーとして活躍した。
 2008年9月場所の千秋楽に引退を表明し、年寄・楯山を襲名した。引退相撲は2009年5月30日に行われた。その後、2010年2月4日に年寄・片男波(14代目)を襲名すると共に、片男波部屋を継承した。

生涯戦歴603勝636敗39休(89場所)
幕内戦歴444勝537敗24休(67場所)
優勝十両優勝1回
殊勲賞1回
敢闘賞2回
技能賞2回
現役時四股名玉春日
最高位関脇
本名秋山 良二
生年月日1972年1月7日
出身地愛媛県東宇和郡野村町(現:西予市)
出身高校愛媛県立野村高校
卒業法学部 政治学科
平成6年(1994年)卒

大鳴戸(おおなると)親方

鋭い出足の速攻相撲「出る出る出島」 

 高校卒業後には中央大学法学部に進学した。1年の時こそ先輩の栗本や松本(後の玉春日)の胸を借りて厳しい稽古を積む。上級生になり出島に敵う稽古相手がいなくなるほどの強さであった。
 1996年3月場所において幕下付出で初土俵を踏んだ。入門から半年の同年9月場所に初土俵から3場所で十両に昇進し、十両も3場所で通過して1997年3月場所に新入幕を果たした。1999年7月場所に幕内昇進後自己最高となる13勝2敗の成績を挙げ、念願の幕内最高優勝を果たした。場所後にはついに大関の座を射止めたが、学生相撲出身力士の大関昇進は、1983年3月場所後の朝潮以来、16年ぶり4人目のことであった。
 引退後は、既に所有していた年寄・大鳴戸を襲名し、武蔵川部屋(2010年9月30日に藤島部屋に名称変更)の部屋付きの親方として後進の指導に当たっている。

生涯戦歴595勝495敗98休(81場所)
幕内戦歴546勝478敗98休(75場所)
優勝幕内最高優勝1回
十両優勝1回
幕下優勝1回
殊勲賞3回
敢闘賞4回
技能賞3回
現役時四股名出島
最高位大関
本名出島 武春
生年月日1974年3月21日
出身地石川県金沢市
出身高校金沢市立工業高校
卒業法学部 法律学科
平成8年(1996年)卒

押尾川(おしおがわ)親方

長きにわたる活躍で記録を樹立

 中央大学進学後、4年生の時に全国学生相撲選手権大会で優勝して学生横綱を獲得した。同じ中央大学出身の6年先輩である出島が大関昇進を果たした頃に「たった1回の人生だから自分の好きな相撲をやろう」と角界入りを決意し、尾車部屋に入門した。
 2002年5月に本名の成田を四股名として初土俵を踏んだ。幕下在位僅か2場所で9月場所に新十両に昇進。2008年3月場所には新三役で小結に昇進。秋田県からの新三役は、1992年7月場所の巴富士以来であった。
 2014年7月場所9日目の日馬富士戦で初金星を獲得。この時点で35歳1ヶ月0日となっており、年6場所制(1958年以降)における最年長初金星の記録を達成。翌9月場所は関脇に昇進し、戦後最年長での新関脇昇進という記録を作った。
 40歳を前にした入門100場所目の2019年1月場所中に引退を表明。2022年2月7日、同日付で閉鎖された尾車部屋から8代尾車と力士3人、世話人・床山各1人を連れて独立し、押尾川部屋を新設した。

生涯戦歴687勝746敗46休(100場所)
幕内戦歴591勝669敗31休(86場所)
優勝十両優勝1回
敢闘賞2回
現役時四股名豪風
最高位関脇
本名成田 旭
生年月日1979年6月21日
出身地秋田県北秋田市
出身高校秋田県立金足農業高等学校
卒業法学部 政治学科
平成14年(2002年)卒

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