新体制で大学支援強化へ

定時協議員会・定時学員総会開催

　中央大学学員会の令和7（2025）年定時協議員会・定時学員総会が5月24日（土）、駿河台キャンパスにおいてオンライン併用で開催された。議事では、前年度事業報告と今年度事業計画が承認されるとともに、会長の新任、副会長、常任幹事、幹
された。

定時協議員会・定時学員総会議案

下記の議事が上程され、いずれも原案通り承認された。

協議員会・学員総会共通の議案

第1号議案　議長及び副議長の選任について
第2号議案　令和6（2024）年度事業報告について
第3号議案　令和6（2024）年度決算報告について
第4号議案　令和7（2025）年度事業計画（案）について
第5号議案　令和7（2025）年度収支予算（案）について

協議員会独自の議案

第6号議案　任期満了に伴う学員会役員の選任について
第7号議案　学員会役員（名誉会長）の推戴について
第8号議案　学員会役員（顧問）の推戴について
第9号議案　令和7（2025）年学校法人中央大学商議員候補者推薦委員の選出及び商議員候補者の選出について

学員総会独自の議案

第10号議案　 学員会協議員の任期満了に伴う選任方法について

報告事項（協議員会・総会共通）

1．令和6（2024）年度学員会会務報告
2．令和6（2024）年度公益財団法人白門奨学会報告

令和6（2024）年度事業報告
若手・女性学員の活躍と支部連携強化を推進

　学員会は若手・女性学員の登用を軸に、地域ブロックの支部交流促進、Web サイト『白門オンライン』のリニューアルによる広報強化、若手学員の親睦を図る「若手白門サロン」、女性向け「サロントーク」イベントの試行、学生ボランティア支援の強化などを実施。地域支部連携や情報共有の体制整備に努め、活動基盤の拡充と次世代層の参加促進を目指した。

令和7（2025）年度事業計画
学員の多様な参画と大学支援に向けた体制強化

　大学組織の変革期に対応し、学員会も組織充実を図る。地域支部交流を継続支援し、支部間の情報・人的交流を推進。若手学員向け「若手白門サロン」や女性向け交流イベントを継続実施し、新年次支部の結成を後押し。広報ではWeb サイトの拡充と動画発信に取り組む。学生支援ではアスリート学生への支援を強化し、大学の資料館運営支援を通じ、学員史の継承と公開にも貢献する。

前年度決算・今年度予算
支出抑制に努め 堅実な運営を行う

総会での質疑から
海外支援拡充の要望など 質問・意見・要望も

　第6号議案「任期満了に伴う学員会役員（会長・副会長・幹事・ 会計監事）の選出について」は、候補選出の選考が2 月と4 月に各選考委員会で実施され、候補者の推薦受付後、所信表明や意見交換を行い、規定に基づき出席者の過半数で決定されたことが説明された。上程された候補については賛成多数で承認された。
　また、　第7号議案「学員会役員（名誉会長）の推戴について」に関連し、「重要な会務について会長の諮問に応じるとあるが、その“重要な会務”とは具体的に何か」との質問が出された。これに対し、議案提出者の野口曻兵副会長は「時代の変化に応じて、何が重要かを会長が判断し、必要と判断した場合に名誉会長に助言をいただく」と説明した。
　また、「その他」議題では、「支部予算が内向きになりがちで、海外留学生支援など外向きの取り組みに資金を充てるべき」との要望が出され、ベトナム支部の設立やアジア諸国への支援例を挙げ、「少額でも留学生支援を続ければ、大学の国際的プレゼンス向上にもつながる」との意見が出された。これに対し、本部の事業担当である山本卓副会長は「ウクライナからの学生に対し、入学前の日本語教育支援をオンラインで実施した事例もある」と説明。支援の強化には大学側の国際センターとも連携しつつ、学員会としても検討を深めていく考えを示した。さらに海外支部担当の植野妙実子副会長からは、「コロナ禍ではオンライン交流も実施していたが、時差などの課題もあった。今後は支部への支援策の在り方も検討していきたい」との補足があった。