全国支部長会議開催
令和7(2025)年の全国支部長会議は5月24日(土)の定時協議員会・定時学員総会の終了後の午後から開催され、学員会本部からの報告事項のほか、新学部概要について学長と各新学部準備室長からの説明等があり、出席した支部長らとの質疑応答が行われた。また、18年間会長を務めた久野名誉会長の講話(記事はこちら)も行われた。

久野名誉会長の講話の後、芳井会長から花束が贈呈された。

学長報告
全国から選ばれる大学を目指す
河合久学長
新学期開始から2か月、学生の生活は充実してきており、国際交流も活発化。本年度入試では志願者数が前年比増、特に国際情報学部などで顕著。理工学部再編や新学部構想も進行中。就職率は97.3%と好調で、社会連携も拡充。地域社会と連携し、学生支援や教育改革に取り組み、引き続き全国から選ばれる大学を目指す。

理工学部再編
後楽園キャンパス 大きく変貌
梅田和昇学部長
中央大学理工学部は2026年度に再編し、「基幹理工学部」「社会理工学部」「先進理工学部」の3学部体制となる。“基幹”は学術基礎の深化、“社会”は課題解決型、“先進”は最先端技術に特化。教教分離を図る「理工学術院」制度も導入。再編は運営効率の向上と学術的進化の基盤づくりを目的とし、新1号館の完成により後楽園キャンパスも大きく変貌を遂げる。

スポーツ情報学部(仮称)
2027年4月開設予定(設置構想中)
スポーツで社会を変える
渡辺岳夫開設準備室長
「スポーツを学ぶ」のではなく「スポーツで学ぶ」学部。データサイエンスとエンジニアリングを柱に、スポーツ現場での実践を通して社会を変える力を育てる。競技力の分析、健康管理、ビジネスやAR・VR活用まで幅広く学び、スポーツを対象にデータを活用して、社会課題を発見・解決する新たな学びのフィールドを提供する。

情報農学部(仮称)
2027年4月開設予定(設置構想中)
農業×テクノロジーによる新たな農学教育
斎藤正武開設準備室長
都市型農業が盛んな多摩地域の特性を生かし、情報科学などの最新技術を活用し、「農」「食」「環境」を柱とする情報農学部を新設。アグリテック、フードサイエンス・マネジメント、環境システムの3コース制で、1年次から実習重視の教育を行う。新たな価値を発見・創造し続け、持続可能な社会の実現に貢献できる人材を育成する。
