新潟中越支部
令和6(2024)年10月5日(土)、新潟県長岡市の長岡グランドホテルで秋季白門総会を開催し、33人が参加した。ゲストの山本麻希・長岡技術科学大学准教授による講演を聴き、地域の課題解決のため、テクノロジーを駆使して未来の里山や農村づくりをしていくことの重要性を学んだ。
山本准教授は、近年都市部で被害を及ぼしているクマやイノシシの生態に詳しい。講演では、郊外の中山間地域で人口減少に伴い耕作放棄地や手入れされない森林が増加しクマなどが中心部に出没していると指摘。市民の安全のためにも各種技術を用いて林業や農業を再構築し、観光面も含めて持続可能な未来の農村システムをつくりあげねばと強調した。会場からは理解や賛意を示す声が上がった。
総会では高橋賢一支部長が「心が安らぐ、参加しやすい会にして、会員を増やしたい。魅力ある支部につくりあげたいので支援をお願いします」と開会の挨拶。石橋宏之幹事長が事業報告を、星野将隆副幹事長が会計報告をして承認された。支部の若手でつくる「若ごい会」が活動報告とPR。小林治雄学員会副会長と松本雄一郎中央大学常任理事が来賓挨拶を行った。塚田一郎衆院議員、地元出身で水泳の五輪銀メダリスト中村真衣さんの祝電を中村ちひろ幹事が披露した。
懇親会は佐藤孔一顧問の乾杯で開宴。柄沢正三新潟県議、笠井則雄長岡市議が挨拶した。参加者は、都心の新キャンパスや新学部の計画、理工学部の再編について、「行ってみたい」「新たな学部は必要」といった意見や「次こそ箱根駅伝に期待」との声が出るなど母校の話題に花を咲かせたり、笑顔で近況を語り合ったりした。参加者全員で、校歌、応援歌、惜別の歌を、輪になり肩を組んで歌った後、高橋譲副支部長の発声で中締め。楽しいひとときを終えた。(副幹事長 大塚清一郎)