流山白門会支部
流山白門会は2025(令和7)年9月9日(火)に年次行事の大人の散歩と称したバスツアーを実施しました。本年は日常で人の身近に関わる事柄をテーマとして企画し、お金や食卓に関する場所を探訪しました。
最初に財務省東京印刷工場において、印刷工程を見学しました。昨年お札の切り替えが行われたことから、原版の作成工程(ベテランの刻印師による原版作成、緻密な手作業での刻印作業の説明)や偽造防止の裏技などの説明を受けました。最後にプレゼン室にて、一行のほとんどが1億円を手で持ち上げるパフォーマンスを体験しました。意外と重くなく、これなら3億は持てるかなどと冗談を言い合って、満更でもない気分でした。財務省管轄の印刷工場にしては、洒落たことをする等と大満足の様子でした。



ここで午前の部は終了し築地に場所を移し寿司三昧にて、喜代村社長の紹介をいただき、奥の院にて昼食を取りました。因みに奥の院は女優・朝丘雪路の母親が経営をしていた割烹料理店だったと仲居さんから教えてもらいました。食後、昔の築地市場の場外市場を散策しながら買い物と洒落込み、多くの異邦人を横目にしながらの散策でした。中々一人では、わざわざ築地まで足を延ばすことはないようで、ここでも一同満足の様子でした。

午後2時に予約を取っていたので、いよいよ本番の豊洲市場へ移動し、新設した豊洲市場の見学に入りました。最初に市場の全体の説明を受け、マグロが一日平均1千本も取引され、関東周辺に供給されることなど、日ごろの食卓を飾る魚に関して説明を受けましたが、ここでも多くの異邦人に遭遇し、インバウンドの効果は目を見張るものでした。



バスに乗り込んだ我々は日本人としてのアイデンティティを見失ったような気分になりました。彼らは単独で来て、何を見て、何を理解し何を感じているのか考えさせられました。それでもこれにメゲズに来年もこの企画は続けます。
流山白門会 会長 鈴木匡
