長野県中信支部 名刹、牛伏寺で緑陰写経会を開催

 長野県中信支部  

 列島を覆う猛暑が、未だ衰える気配を見せない令和6(2024)年9月8日(日)、信州随一の厄除け観音牛伏寺において、支部幹事長会メンバーでもある大谷住職の特別のお計らいによる緑陰写経会が開催されました。
 標高1000mの境内の中を吹く風は、優しく、さわやかでまさに“緑陰”にふさわしいものでした。参加者一人一人が「かたよらない」「こだわらない」「とらわれない」心で書と向き合い、穏やかな時間が流れました。願いを込め、写されたお経はこの後、住職により、ご祈祷の際にお焚き上げくださるということで有難く納めさせていただきました。
 写経会の後は、護摩祈祷を見学・体験させていただくということで、その時間までの間に、東日本有数といわれる仏教文化財を収める奥殿(収蔵庫)を特別ご案内いただきました。重要文化財8体を始めとした、1000年を超える歴史を物語る文化財を拝観しながら「光る君へ」の世界に思いを馳せました。
 拝観後は、観音堂での護摩祈祷の見学・体験でした。お焚き上げによる燃え盛る炎を前に住職の唱えるお経を拝聴しているお堂では、静かに流れる時間と空間に身も心を清められていく、そんなひと時を感じました。
 日常を離れ、貴重な体験をさせていただき参加者全員が、自らを振り返りながらご縁のありがたさへの感謝の日となりました。

(幹事長会メンバー 上條吉直)

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