中央大学文化連盟陶芸研究会は10月8日、アルカディア市ヶ谷(東京都千代田区)にて「60周年記念祝賀会」を開催した。当日はOB、現役、来賓ら150名が参集した式典のほか、会出身の陶芸家と現役学生会員の作品展示も行われた。 陶芸研究会の創部は昭和37年(1962年)で、1期生から昨年卒業まで約700名のOBを擁している。現在の活動は多摩キャンパス第2体育館近くの作陶場で、電動ろくろが設置され、粘土を成型するところから焼成まで、学生自身で行うことができる。他大学の陶芸サークルと比べても充実した設備のこの作陶場は、多摩移転時に建設されたもの。創部当初の作陶場は、後楽園キャンパスにあったという。
式典当日に作品を出品した保立剛氏や小川博久氏、鈴木重孝氏、鈴木大弓氏、奥田冬門氏、重本千尋氏など、卒業後、陶芸家として活躍する学員も輩出している。
この陶芸研究会のように、卒業した後も活発な活動を行っているサークルOB会は少なくない。学員会本部ではこうした活動を支援すべく、サークルOB会の学員会支部としての設立申請も呼びかけている。