白門43会支部
白門43会第31回定時総会・創立30周年祝賀会は、令和7(2025)年7月4日(金)、上野精養軒3階桜の間で開催されました。梅雨の晴れ間の蒸し暑い日でしたが、総会には白門43会員が69名(うち女性7名)、懇親会には会員74名(うち女性8名)が出席し、そのほかご来賓など9名をお招きして、盛大に催されました。
(総会の模様)
総会は13:30から開始され、星野則昭副会長の司会進行により、進められました。最初にこの1年に鬼籍に入られた元会員のために黙とうを捧げました。
続いて会長代行の清家春夫氏が会長挨拶をされ、引き続き清家会長代行が議長となって、議事が進められました。
2024年度事業報告、2024年度収支決算報告及び会計監査報告、2025年度事業計画、2025年度収支予算の説明があり、それぞれ異議なく承認されました。
引き続いて役員改選議案が矢崎幹事長から提示されました。これによると、新会長に清家春夫氏(現副会長)、副会長に星野則昭氏(現副幹事長)、幹事長に長田康道氏(現副会長)が推戴され、現会長の清水正氏、現幹事長の矢崎勝氏、現副会長の山本剛嗣氏が、それぞれ幹事に復帰されました。これについても異議なく承認されました。
清家新会長は、剣道で鍛え抜かれた見事な体躯とエネルギッシュな活動振りで、これからの43会を引っ張って行っていただけるのではないかと、大いに期待しております。

次にその他の議題として、中央大学への寄付金贈呈と今回の創立30周年に当たり、会員に記念のボールペンが贈呈されることが発表されました。また会員の岡田孝子さん(中央大学理事)から、ご親族の方が元皇族の池田厚子さんの縁戚になられたことを記念して出席者にお菓子が配られました。また42年白門会初代会長の松沼茂様から白門43会創立30周年記念の幟旗が寄贈されました。
最後に白門43会創立30周年記念誌発行の協力をお願いしている(株)ノラ・コミュニケーションズの平方様から、記念誌への積極的な投稿の依頼があり、総会の議事はこれで滞りなく終了しました。
(講演会の模様)
今回の記念講演会は、前半が講談師の一龍齋貞奈さん(中央大学出身)による講談「スズキジムニー誕生」、後半はシドニーオリンピックの銅メダリスト(水泳メドレー)の田中雅美さんと一龍齋貞奈さんによるトークセッションでした。
貞奈さんの「スズキジムニー」はオフロードの軽四輪駆動車「スズキジムニー」を開発した鈴木修会長の開発秘話でした。講談と言えば古典的な話題と思っていましたが、こんな現代のテーマを見事な話術で聴衆を魅了する話に仕立て上げた話芸に舌を巻きました。
一方の田中雅美さんはかなり身長もあるようでしたが、それよりもさらに上背のある外国の選手を相手に、アスリートとして見事な成績を残された陰には並々ならぬ努力があったようでした。ベンチプレスで70キロものバーベルを上げるなどのトレーニングを積まれたようでした。貞奈さんのウイットに富んだインタビューのお陰で、今は子育て中の田中さんも後半にはノースリーブ姿になって、鍛え抜かれた上腕を披露してくれました。

(祝賀会の模様)
最初に参加者全員が演壇のところに集まって記念撮影をしました(この記事の最後部参照)。
祝賀会は副会長の富田秀雄氏の司会進行の下に進められました。最初は元応援団長の小塚副会長のリードで校歌「草のみどり」を斉唱しました。
その後、会長挨拶では新任の清家会長が挨拶をされました。続いて中央大学常任理事の松本雄一郎様、学員会副会長の大木田守様からご来賓としてご挨拶をいただきました。松本様からは茗荷谷に新キャンパスがオープンしたことや駿河台キャンパスに大学院が入ることになったことなどを紹介していただきました。
この後、松本様からこの度の協力金に対する感謝状が清家会長に手渡されました。
引続き、合津幹事の乾杯の音頭でいよいよ宴が開始されました。久しぶりの参加者や遠方からの参加者などが壇上に集まって一言ずつ挨拶をしました。
アトラクション前半は、古賀幹事の率いるオルケスタ・ティピカ・ルナによるタンゴ演奏。普段ではあまり見られないバンドネオン奏者が二人入っているのが特徴的でした。聞きなれた曲も2、3曲あり、楽しむことが出来ました。
後半は中央大学応援団20余名による演舞が披露されました。学ランに身を固めた学生の中で、やや小柄な女性がリードする場面もあり、4名のチアガールが花を添えました。吹奏楽や大太鼓の力強い響きのもと、中央大学校歌などの演舞が行われた時には、思わず涙がこぼれそうになってしまいました。この後、応援団の皆さんと希望者が演壇前に集まって記念写真を撮りました。

最後に星野副会長のリードにより、全員で「惜別の歌」を唱いました。
そして長田康道新幹事長による閉会の辞で宴はお開きとなりました

【三沢 充男】
