出版白門会支部
▽2024年1月26日(金)
▽日本出版クラブ(神保町)3階
出版白門会2024年新年会・新春講演会を1月26日(金)に開催しました。NPO法人本屋大賞実行委員会理事長で学員の浜本茂さん(昭59法)をお迎えして濃密な時間を過ごしました。
講演では「本屋大賞」がここまで支持を得てきた、しかし決して平坦ではなかった道程をお聴きしました。なにより発表会当日の書店員さんたちの熱量が継続のエネルギーとなったことと、継続の基盤をなしたであろう「本の雑誌社」の役割と存在もまた大きかったことなどが語られました。
講演後の懇親会では、『本の雑誌』の創刊時を積極的に支え、かつ「本屋大賞」第一回では候補作全点を店頭に並べ支援するなど縁の深い紀伊國屋書店新宿本店から学員の酒井雄三さん(平6法)をお迎えし、『本の雑誌』や「本屋大賞」と自らとの接点に触れたスピーチがありました。続いて浜本さんのゼミの後輩という、著作権情報センター『コピライト』編集長の堀哲彦さん(昭59法)が登壇し、手作りの草の根の活動が出版を支える原点であることをあらためて考えさせられた講演だったと感想を述べられ、その後、乾杯の杯を上げました。お二人からの熱いエールを参加者一同が共有し盛り上がったひと時となりました。
(会長 竹林 聡)