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女性白門会支部

お茶の会の報告

▽2023年9月30日(土)
▽多摩キャンパス

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 女性白門会では、2023年9月30日(土)午後、中央大学多摩キャンパスにおいて、お茶の会を催しました。新年の東京湾クルーズ、7月の総会に続き、対面で実施することができました。

 多摩キャンパスには「虚白庵」という立派なお茶室があり、椅子席も設けられ、正座が苦手な方でもお茶を楽しめるようになっていました。石段を少し登っただけで、キャンパス内にこのような異空間が広がっていたことに驚きました。
 中央大学茶道部をご指導くださっている佐藤美知子先生、茶道部OBの永井翔太様、現役の茶道部の皆様に大変お世話になり、「虚白庵」にて、馥郁たるお茶と美味しいお菓子をいただきました。その後、総合科学棟に移動し、ビデオ上映により表千家の歴史を学び、最後に、表千家常任顧問、元静岡文化芸術大学学長の熊倉功夫先生によるご講演というプログラムでした。

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 熊倉先生は、井上靖『本覚坊遺文』(講談社・1981年)のための資料を井上靖さんに提供され、また、同書と野上弥生子『秀吉と利休』(中央公論社・1964年)を基にした映画の制作にも関わられたとのことでした。ご講演は、これらの本や映画の裏話等を交えたもので、奥深いながらも、お茶の素人にも分かりやすく、時折、フロアからは笑い声も上がりました。

 一服のお茶とお話で、こんなにも人生が豊かになるとは思ってもおりませんでした。

(藤野 美都子)



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