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新潟中越支部

秋季講演会・懇親会 新形式に評価の声

▽2023年9月30日(土)
▽長岡グランドホテル

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全員による記念撮影
 令和5(2023)年9月30日(土)、新潟県長岡市の長岡グランドホテルで秋季講演会と懇親会を開いた。36人が参加した。これまで冬と夏に開催してきた集会を春と秋に変更、秋は会員の取り組みを聴く講演会をメーンに据えた。新形式での会合は興味深い講演と相まって参加者から評価する声が出ていた。
 当支部会員で長岡工業高等専門学校教授の村上祐貴氏が「多文化共生イノベーションによる地方創生」と題し講演した。

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会員の村上氏による講演
 村上氏が指導する長岡高専は2019年、JICAが進める高専オープンイノベーションチャレンジに参加。ケニアでアメリカミズアブという昆虫の肥料・飼料化を通じて農業生産の向上、循環型社会を目指すスタートアップ企業に協力。幼虫やえさなどを短時間でふるい分けできる安価な装置を開発、生産性向上に貢献した。
 20年からはこれを日本の地方が抱える社会課題の解決に展開するリバースイノベーションによる地方創生に挑戦。酒造業から出る酒粕や豆腐製造業から出るおからをえさにアメリカミズアブを育て、それを飼料や肥料にし、水耕野菜の栽培やニシキゴイの飼育を行い資源循環社会の実現を目指す。ことし2月には地域の製造業の団体などとともに第5回日本オープンイノベーション大賞で最高の内閣総理大臣賞に輝いた。
 さらに村上氏は、モンゴルの高専生を対象に官民一体となって長岡市で受け入れ、産業DX人材を育成しようというモンゴル人材活用プロジェクトにも関わる。村上氏は「地域創生に力を尽くしたい」と語った。会員による1時間の講演という新機軸だったが参加者からは「よく分かった」「初めて知って感服した」と好評を得た。
 懇親会では高橋賢一支部長が「今回は初めての秋季の白門会。忌憚のないご意見をいただき、より参加しやすい会にしていきたい」と挨拶。来賓の小林治雄学員会本部副会長は茗荷谷や駿河台の新キャンパスを紹介「ぜひ訪れてほしい」と述べた。

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挨拶する高橋賢一支部長
 二澤和夫顧問による乾杯で開宴。長岡市出身・都内在住で初参加したヨネックス会長の米山勉氏が「バドミントンが一番強かったので中大に入った」と挨拶すると会場は笑いに包まれ、なごやかな雰囲気に。石橋宏之幹事長による司会で、塚田一郎衆院議員のメッセージ披露、笠井則夫長岡市議の挨拶があり、野口仁・樫出昭義両副幹事長が若手会員でつくる「若ごい会」の活動を報告。最後は輪になって校歌、応援歌、惜別の歌を斉唱した。高橋譲副支部長が「箱根駅伝は母校の“あれ"を期待して応援したい」と一本締めをし、全員笑顔で楽しい宴を閉じた。

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肩を組んでの「惜別の歌」斉唱

(副幹事長 大塚 清一郎)



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