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東京港区支部(港白門会)

第19回定時総会・国際文化講演会・懇親会を開催

▽2022年7月15日(金)
▽東京プリンスホテル本館2F「サンフラワーホール」

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 総会は7月15日(金)東京プリンスホテル本館2F「サンフラワーホール」にて藤城あけ美青年部長の司会で開催された。
 まず、根岸清一支部長が開会挨拶、そのまま議長に選任され、議事に入った。
 第一号~第五号議案は全会一致で承認され、第六号議案のⅠで会員物故者報告(前支部長雨宮眞也様(元駒沢大学学長)/元副都知事・元総務長官の讀訓弘様/元イトーヨーカドー重役岩國修一様ほか1名)の御逝去を悼み全員で黙祷を行った。ついでⅡの新入会員の紹介、Ⅲの退会の場合、退会届の書面提出の義務を規約に盛り込むことを承認され議事終了、閉会となった。

 続いて国際文化講演会に入った。この講演会は当支部が最も力を入れている企画で、当港区内に世界各国の「大使館」が多数点在する地域的特徴を活用して、中央大学ブランド(教育方針)の一環である「グローバル化推進(国際性豊かな人材の育成)」に因み、毎年当支部の定時総会の後、価値ある「聞き物」として、在日大使館員の講師をお招きし国際文化講演会を実施している。
 第1回は「エストニア」、第2回は「フランス」、第3回は「オーストリア」。今回は4回目で、本学副学長佐藤信行先生の御紹介、(お骨折り)で「カナダ」となった。
 講演会は竹内敬雄事務局長の司会でスタート。まずカナダ大使館商務部よりお招きの講師、リサ・マリン一等書記官を紹介した。リサ・マリン様は全く通訳不要で日本語堪能、流暢な日本語でわかり易いスピーチにて自己紹介し、講演に入った。演題は「TPP11:はるかカナダから、日本の食卓まで」でプロジェクターよりスクリーンに投映された鮮明な映像を鑑賞しながら講演は進んだ。

 講演の主な内容は次の通り
●国名:カナダ(Canada)/首都:オタワ/公用語:英語・フランス語/面積:998.5万㎢(世界第2位の広さ・日本の約27倍)/人口:約3,824万人(2021年カナダ統計局推計元首:エリザベス2世、女王ElizabethⅡ/政体:立憲君主制 /宗教:国民の2/3以上がキリスト教(うち50%がローマカトリック)その他(ユダヤ教、イスラム教等・無宗教が20%前後) /通貨:カナダドル(USドル1=1.34カナダドル2020年平均)/在留邦人数70,937人(2020年10月)/在日カナダ人数:9,762人(2021年6月現在)/日本人旅行者数:31,626人(2020年現在)/訪日カナダ人旅行者数:3,536人(2021年)

●TPP11(正式名:CPTPP)
(意義):日本を含めた11か国が加盟する「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的協定」である。TPP11は2017年アメリカがTPPを離脱した後再開されたFTA(自由貿易協定)であり、世界のGDPの約14%を占める巨大自由経済圏で関税の撤廃を定めておりヒト及びモノの移動交流がより活性化される事を目的としている。

●TPP11(CPTPP)の加盟国
・東アジア → 日本
・東南アジア(ASEAN)→ シンガポール・ベトナム・ブルネイ・マレーシア
・オセアニア→ オーストラリア・ニュージーランド
・北米→ カナダ・メキシコ
・南米 → ペルー・チリ
 以上の11か国の環太平洋(Trans-Pacific)にて構成されている。

●両国の(輸出)提供品目
 カナダは広大な土地と豊富なあらゆる天然産物資源を有しており、特に世界有数の農産物の生産量を誇る大輸出国である。日本は自動車及び自動車部品の製造生産技術や種々の鉄鋼金属、機械類及び精密機器の製作生産技術を特異とする輸出国で、相互で無いものを提供仕合える間柄である。

●CPTPP:カナダと日本の新しい希望の架け橋
 TPP12のリーダーシップをとってきたアメリカが撤退してからカナダと日本はTPP11のリーダー的存在となって両国共グローバル化推進に対する様々な課題に取り組みつつ相互の繋がりを深化させてきた。
 2018年12月30日にはCPTPPに基づき、カナダと日本の間で初めてFTA(自由貿易協定)を発効し、経済連携協定が締結された。更に2022年1月及び4月に5回目の各輸出入品目の関税の調整(軽減・削減・免除)を実施した。
 つまり「モノ」の関税のみならずサービス関係や投資の自由化(国際性)の促進、また、電子商取引・知的財産制度の保護・環境資源・人的交流・種々の技術交流等、幅広い分野(企業の海外進出の容易性等、多様なビジネスチャンスを創出し)でアジア太平洋地域に21世紀型ルールを構築することによって二国間相互の経済の活性化と、更なる発展に到達する。そして、CPTPP加盟国の成功例のモデルとして世界にアピールしようではありませんかと講師の講義終了のことばで結んだ。

●質問タイムに入って
質問者と質問事項
①本学常任理事 大貫裕之先生が、PTT11によって日本の今まで守られてきた農業等、産業の衰退の懸念やGDP(国内総生産)問題について質問。
②前総長 酒井正三郎先生は、アメリカが撤退したことでCPTPPへ中国台湾の参加表明がされている問題について質問。
③元文学部長 宇野茂彦先生は、ロシアとウクライナの戦争によってCPTPPにはどのような影響があるのかを質問。

●回答はすべて両国間で、ことあるごとに話し合いを行ってお互いの立場を理解仕合い前向きに取り組んで問題を解決し、推進してゆけば何ら問題はない、とのことで終えた。

 締めくくりは、川村五作副支部長の閉会の挨拶で講演会は終了した。
 その直後、川窪臣知広報部長の指示により、全員で集合記念写真撮影を行った。
 そのまま懇親会に入り、司会進行は福田守弘副支部長、支部代表挨拶は浅野幸惠副支部長が行った。主賓の祝辞挨拶及び本学についての近況報告は本学常任理事の大貫裕之先生に賜り、次いでの榎秀郎副会長に挨拶を賜わった。
 その後、来賓各位30名の紹介を山下書記長が行った。
 続いて、本学名誉教授、学員会副会長の植野妙実子先生の御発声で乾杯し食事、歓談へと進行した。 ~その間、アトラクションは美しい音色のハープのしらべでBGM共、佐々木美和さんと麻生真紀子による演奏で会場全体がしばしうっとり和んだ雰囲気に包まれたようだった。

 その後、本学副学長佐藤信行先生にスピーチを賜わり、次いで本学名誉教授宇野茂彦先生にスピーチを賜わった。宇野先生は文学部長の頃、相撲部の部長をしておられた。その時の在学部員選手が現在大相撲で有望視されている力士に成長している幕内の一山本関、十両の矢後関と豪の山関らで是非母校出身の力士を応援してやってほしいとの談であった。引き続き、本学、前総長酒井正三郎名誉教授、そして本学、元法学部長井上彰名誉教授にそれぞれスピーチを賜わった後、本学、前学長(名誉教授)福原紀彦先生の日本私立学校振興共催事業団理事長就任の挨拶を賜わった。……一段落して……
 全員起立し校歌斉唱、その直後、国分寺白門会支部 小山浩伸支部長が母校への激励のエールを切って場面を盛り上げた。
 続いて、中締めを当港白門会顧問/堀合辰夫白門三十年会前支部長が行いその後全員で惜別の歌を合唱。殿(しんがり)は当港白門会程塚良男理事長の閉宴のことばで無事散会となった。最後は当支部の執行役員らが会場の出口で整列し来賓各位を御見送りし、全日程に終止符を打った。

(広報部長 川窪 臣知)



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