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リオデジャネイロ五輪へ!!

飯塚 翔太 選手(平26法)

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リオデジャネイロ五輪へ!!

2016年(平成28年)6月10日

飯塚 翔太 選手(平26法)

原賢一郎リオ五輪出場は
“決めて当然”という気持ち。
力を見せつけたい

 ジュニア時代から数々の国内外の大会に出場し、本学在学時の2012年にロンドン五輪に出場した飯塚選手。卒業後はミズノに所属し、2014年には世界最高峰のリーグ戦であるダイヤモンドリーグ(ニューヨーク)にも出場した。今目指すのはもちろん、リオデジャネイロ五輪代表。その意気込みや思いを語ってもらった。

飯塚翔太(いいづか・しょうた)
 2014年(平成26年)法学部卒業。陸上選手(短距離)。ミズノ所属。2010年世界ジュニア200m金メダル。2012年、中大在学時(3年生)にロンドン五輪に出場、400mR4位に入賞。2016年5月3日(火)の第32回静岡国際陸上競技大会で200m優勝、同8日(日)のセイコーゴールデングランプリ陸上2016川崎で200m日本人1位。静岡県御前崎市出身。

ーー昨年の日本選手権決勝で怪我をして、苦しい1年だったのでは。

 実は、そんなに落ち込むことはありませんでした。そのときもいい流れで走れていましたから、怪我をしても気持ちは折れなかった。すぐに這い上がってやろう、と。周囲には心配させてしまいましたが、「これを乗り越えたら、結構いい感じじゃないかな」と思っていました。
 だから、まずは怪我しないように走るということに集中しようと、今年の1月にシカゴへ行き、体のメンテナンスを行いました。意識をしないで走りが変わる、というのが一番の理想です。体の使い方を変えると、同じ意識でも走りが変わってきます。癖を矯正したことで、特にスタートがよくなりました。

ーー静岡国際陸上では、サニブラウン・ハキーム選手(東京・城西高)を破り
  見事優勝しました。

 迷わずスタートが切れたと思います。直線に入ったとたん、少し前にいたサニブラウン選手を一気に追い抜くことができました。調子が悪いときは、思いっきりスピードを上げても、最後疲れてしまうというパターンが多い。でも今回は、余裕も自信もありました。後半、「ここから、どんどんいってやる」という感じです。
 それに地元だから、声援もたくさん聞こえました。期待も大きくて、正直負けられる雰囲気でもなかった(笑)。いいプレッシャーを与えてもらいましたし、優勝できてほっとしました。

ーーその流れをつかんでのセイコーGG陸上でしたね。  レース内容は静岡国際よりもよかったですね。静岡国際から1週間もたっていないので、いい感覚もまだ残っていました。
 それにこのレースは国際陸連が主催するシリーズの大会で、レベルが高くやりがいもあり、楽しいんですよ。海外のレースのように実況がいたり、音楽や動画が流れたりする演出があるので、観客も一緒に楽しめるつくりになっているんです。

ーー海外の試合はそんなに違うのでしょうか。

 全然違います! 選手だけでなく、観に来てくれるお客さんも一緒に楽しむことを前提にしているし、それがすごく自然に行われています。観客と一体になれる感じがするから、選手のモチベーションも上がりますね。昨年は怪我でまわれませんでしたが、海外のレースに出ると、すごく刺激になります。異文化に触れたり、海外選手と仲良くなったり……。そういうことが後々、いいつながりにもなると思っています。

ーー4年前のロンドン五輪出場を経て、リオ五輪を目指す今の気持ちは。

 正直、ロンドン五輪のときは「出場できたら万々歳」と思っていました。でもリオ五輪を目指す今は、まったく違う。出場は“決めて当然”という気持ちでいます。イメージでは準決勝、そして決勝で走る。それを描いて練習しています。
 記録自体は、4年前も今もそんなに変化がありません。でも自分自身は相当変わりました。同じタイムでも、気持ちが違うんです。ロンドン五輪のときに100%の力を出して走っていたとしたら、今は8割くらい。かなりラクに走っている。自分をうまくコントロールする余裕があるんですね。体は動いているけれど、頭のほうに余裕があるということです。
 ロンドン五輪では、個人が全然ダメで、ベストよりはるかに遅かった。でも2日後のリレーの予選では、過去最高のラップタイムで走ることができました。これは、メンタルによるところが大きかった。当時は、そこが不安定でした。でもこの4年間で、そのコントロールがうまくできるようになりました。
 自分がこれからどこまで速く走れるか、楽しみです。まだまだ伸びしろがあると思っています。去年の怪我から1年たっていないのに、ここまで伸びた。だから怪我をせずに継続できたら、すごくおもしろいのではないかな、と。

ーー五輪出場は、周囲への影響も大きいでしょう。

 五輪はテレビにもたくさん映るし、アピールするには最高の場です。五輪に一度出るだけで、世間の認識は変わるのだということをロンドンのときに強く感じました。とくに地元の動きや影響がすごい。出身中学、高校をはじめとして、街全体が盛り上げてくれるんです。レース当日は大きなホールを貸し切って、街中が応援してくれる。だから他がダメでも五輪だけは、という気持ちになりますね(笑)。

ーー6月にはリオ五輪出場を決める日本選手権が控えています。

 もちろん優勝を目指しています。接戦ではなく、圧勝したい。力を見せつけたいですね。自分の強みはレース後半ですから、そこに注目してほしいです。あとは、自分が楽しむことはもちろん、お客さんにも楽しんでもらえるようなパフォーマンスを目指します。ぜひ応援よろしくお願いします。

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