令和7(2025)年度 入試概況 入試志願者数11.8%増↑ 実志願者数2,603人増↑

 入学センターによると今年2月の入試での志願者数は73,803人、実志願者数は38,168人と前年度比で大幅増となった。入学センターの報告・分析は以下の通りである。

2025年度の中央大学入試

 本年度の大学入試を取り巻く環境は、18歳人口が昨年度より増加、新教育課程の入試初年度、大学入学共通テストの志願者数増加(495,171人 100.7%)、共通テストが易化し平均点がアップしたため、その結果全国的に受験生の強気出願が目立ったことがあげられます。

 このように大学にとって追い風の状況に加えて、オープンキャンパスでは過去最高の来場があった他、全国での進学相談会の実施、およびSNSを活用した広報戦略等が功を奏し、延べ志願者数73,803人(前年度比+7,810人 111.8%)、実志願者数38,168人(前年度比+2,603人 107.3%)となり、延べ志願者数および実志願者数が前年度を大きく上回りました。

表 1 学部別志願者数では全学部で前年度を上回りました。中でも国際情報学部138.8%、経済学部119.0%、理工学部114.4%、国際経営学部113.3%、商学部112.2%、文学部 111.8%と前年度比で大きく増加しています。

表 2 試験方式別志願者数では、英語外部試験利用方式 5,470人(+2,349人 175.3%)が大きく増加しました。これは商学部が新規導入したこと、国際情報学部が英語スコアの取り扱いを換算方式に変更したこと、および英語の外部検定試験を受験している高校生の人数が増加していることから、本試験方式にチャレンジする志願者数が増加したと思われます。学部別にみると、国際情報学部225.2%、文学部172.5%、理工学部156.0%、国際経営学部153.9%、経済学部140.3%と前年度比で大きく増加しています。

また、大学入学共通テストを利用した、共通テスト併用方式6,206人(+1,556人 133.5%)も大きく増加しました。大学入学共通テストの平均点が高く受験生の強気出願が作用し、本試験方式による本学への志願者数が増加したと思われます。

※2025年度入試から「5学部共通選抜」に名称変更

表3 地域別の志願者数では、中国地区(117.2%)、東北地区(115.5%)が増加しました。県別では前年度比(120%)以上の県は、岡山県(140.3%)、富山県(138.7%)、宮崎県(135.6%)、長崎県(128.7%)、宮城県(123.8%)、和歌山県(123.6%)、三重 県(123.1%)、山形県(122.8%)となっています。

他大学の志願状況

 首都圏の同規模私大についても立教大学111.2%、青山学院大学107.6%、早稲田大学107.3%、慶應義塾大学106.7%、明治大学105.6%、法政大学102.9%と前年度比で軒並み増加していることから、今後も競争の激化が予想されるため、本学の特長である「全国型の大学」をアピールして志願者確保をしていきたいと考えています。

 末筆となりますが、全国各地の学員の皆様におかれましては、本学が全国型大学としてさらなる発展につなげるため、引き続きお力添えを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

入学センター事務部

〔注〕「全学」の実志願者数…複数の入学試験(学部は問わない)に出願していても、同一の志願者については「1」として集計。 「学部別」の実志願者数…複数の入学試験(当該学部内)に出願していても、同一の志願者については「1」として集計。
〔注〕大学通信調べ

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